知っているようで知らないのが中学受験の偏差値。
公開テストを有効に活用するためにも、偏差値の正しい見方の基本を解説します。
公開テストの予想偏差値を比べると、同じ学校でも偏差値が違います。
これは各公開テストごとに受験者が異なるためです。
受験者の学校選びの志向や、各テストの問題傾向によって、学校の偏差値に大きな開きが出ることがあります。
ですから、合格可能性を見る場合、自分が受けた公開テストの偏差値を見なければ意味がないことになります。
公開テストでは、4教科判定校の偏差値は4教科受験生だけの成績で数値を出しますが、2教科判定校の偏差値は4教科受験生と2教科受験生両方を合わせた成績で数値を出します。
つまり、受験者がことなります。
一般的には、2教科受験生よりも4教科受験生のほうが受験者の学力レベルが高いので、4教科のほうが偏差値が低めに出ることになります。
偏差値が同じならば、難易度が同じかというと、そうとはかぎりません。
例えば合格可能性80%ラインの偏差値ではともに59としても、合格可能性50%ラインまで見ると、それぞれ55、53であった場合、80%偏差値が同じでも、50%偏差値が低いということは、偏差値が低くても合格しやすいということになります。
予想偏差値というと80%偏差値ばかり見てしまいますが、50%、さらに20%まで見ると、学校の詳細難易度がわかります。
1万人規模で行われる模試の偏差値は、かなり信頼度が高いですが、80%偏差値が10ポイント以上も上の学校に合格するケースも珍しくありません。入試問題との相性がよければ、合格することは決して不可能ではないです。
ですから、受験校選びは、入試問題との相性を考慮して、偏差値を10ポイントぐらいの幅で見ていくことが重要です。
前回のテストから偏差値が10ポイント以上も下がったら、ショックですが、1回の偏差値が悪かったからといって気にしないこと。小学生の場合、体調不良や苦手な問題が多く出たり、緊張などから、普段の力が発揮できないことはしばしばあります。
逆に、一番高かったときの偏差値を実力と考えるのも正確ではありません。
入試の本番は特殊な状況の中なので、最高の力を出すのは難しいと考え、模擬テストを何回も受け、平均の偏差値で判断するのが無難でしょう。
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